ぺたほめについて

「ぺたほめ」ってどういう意味かと、よく聞かれます。

『ぺたほめ』とは、藤田敦子が考案したほめてがんばりをみとめる教育法です。

例えば、子どもががんばって描いた 「1枚の絵」「1枚のがんばったプリントやテスト」 など、子ども本人が頑張ったものを目につくところに「ぺた」っと貼ることで、「がんばり」が目に見える形になります。すると、ひとつの「がんばったもの」に対して、たくさんの人からたくさんほめられる機会を得るわけです。

子どものがんばりを見えるところに「ぺたっ」と貼って、たくさん「ほめる」から『ぺたほめ』と言います。本来、目に見えない「がんばりの見える化」を実現したのが『ぺたほめ』なのです。


「ぺたほめ」することで、お母さんだけではなく、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんなど、たくさんの人から何度もほめられます!


子どもは、ほめられた数だけやる気がでるのです! ほめられた数だけ自信がつくのです! そして、またほめられたいから、子どもはがんばろうとするのです。


何を貼るかは、お子さんからの自己申告を基本にします。がんばって描いた絵。がんばって解いたプリントやテスト。お子さん自身が「ぼく(わたし)、がんばったよ!」「これ、ほめてほしい!」と、思っているものを貼ることが大切なポイントです。

貼るのは、家や学校の中でも、特に多くの人の目につきやすい場所にします。そうすることで、お母さんやお父さんだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃん、先生や訪ねてきたお客さんなど、たくさんの人から何度もほめられることにつながることになるのです。

その結果、お子さんは「認められた」「ほめられた」という経験を多く積むことができ、自信とやる気が育ちます。さらに「また、ほめられたい!」と、がんばることを繰り返すようになるので、自己肯定感の高い、がんばりを惜しまない子 へと成長していくのです。


  • 兄弟姉妹やお友達と比較される
  • 「勉強しなさい!」と口うるさく言われる
  • がんばってもほめてもらえない

上にあげたのは、私自身が子どもの頃につらかった体験です。重すぎる親の期待がプレッシャーとなり、期待に応えられない自己嫌悪と相まって、私はどんどん勉強嫌いな子になってしまいました。

相当に苦しんで、かろうじて中学受験を通過したものの、入学後は赤点のオンパレード!やがて、自身もやる気も失い、とても自己肯定感の低い子どもに成長したのです。

私が『ぺたほめ』を考えついたきっかけは、大学卒業後に勤めたニットデザイナーの仕事にあります。

入社当時の私は、デザイン学校卒業の優秀な方と比較されて苦しみました。 ある日、初めて自分の作品が採用された展示会(がんばりの見える化)で、私がデザインしたセーター(自分のがんばり)がたくさん購入される(認められ、ほめられるうれしさ)という体験をします。飛び上がらんばかりにうれしかったのを覚えています。その喜びをエネルギーに、その後もさらにがんばり、ほどなく昇進もできました。

「がんばりの見える化」によって「認められ、ほめられる喜び」を感じた実体験と、子どものころにがんばれなかった「自己肯定感の低さ」を反面教師として合体させた結果、誕生したのが『ぺたほめ』です。

自己肯定感が低くて勉強嫌いな子どもでだった私が母となり、自分で考案した『ぺたほめ』を実践した子育てによって、自己肯定感が高く、勉強も勉強以外もすべて楽しめる息子たちを育てることができ今に至っています。

離婚により、私は専業主婦から一家の大黒柱へと一変。そんな家庭環境でも、ふたりの息子たちは勉強を楽しみながら中学受験に合格。国公立医学部にも、現役合格を果たしてくれたのです。賢いだけではなく、中高では運動部や文化祭のリーダー、体育祭応援団長などで活躍し、 そんな青春の謳歌を私も全面的に応援しました。

スポーツ万能、リーダーシップ力、コミュニケーション力、やさしさと思いやりにあふれ、親子も兄弟もいつまでも仲良し!人生を心から楽しめる人になってほしい。

現在の二人を見る限り、私の願いはすべて叶っています。

「ぺたほめ」を実践し続けることで、お子さんは「7つの力」を手に入れる可能性が高まります。

勉強だけがすべてではありません。わが子には、人生を大いに楽しみながら、無限の可能性を追求して生きてほしい。子どもをほめて、認めて、100パーセント信じてあげてください。親が変われば子供も必ず変わります。

私が生み出した魔法の子育て教育法『ぺたほめ』は、きっと皆さんのお役に立つはずです。


「ぺたほめ」を継続して実践していただいた方にアンケートをとった結果は以下のとおりです。